こんにちは。
今回は”明治緋色綺譚”です。
絵が素敵で女の子が可愛く、恋愛と思って読み始めたら実はサスペンスのような…
ミステリーのような…思っていたより中身が濃い物語でした。
著者:リカチ
出版社:株式会社講談社
巻数:全13巻(2011年~2014年)
あらすじ(出版社より)
”明治中期、少女鈴は吉原の廓に売られていたが、縁あって呉服屋の御曹司・津軽に身請けされる。自分を救ってくれた津軽に感謝していたが、彼がなんの為に大金をはらって自分を救ってくれたのか解らない鈴。何も話さない津軽の本心を探ろうとするけれど!? 少女から大人になる時間を一緒に過ごすことになった鈴と津軽。ふたりの運命の恋が緩やかに動き出す、明治の恋物語。明治中期、吉原の廓に売られていた鈴は、縁あって呉服屋の御曹司・津軽に身請けされる。吉原から救ってくれた津軽に恩を感じていた鈴だったが、彼がなんのために自分を救ってくれたのか解らない鈴。「縁だよ」とそれ以外何も話さない津軽の心は?少女から大人になる時間を一緒に過ごすことになった鈴と津軽。二人の運命の恋が緩やかに動き出す。明治時代を生きる人々の優しくも切ない物語を美麗絵師リカチ氏が描く、待望の第1巻!
”明治中期、少女鈴は吉原の廓に売られていたが、縁あって呉服屋の御曹司・津軽に身請けされる。自分を救ってくれた津軽に感謝していたが、彼がなんの為に大金をはらって自分を救ってくれたのか解らない鈴。何も話さない津軽の本心を探ろうとするけれど!? 少女から大人になる時間を一緒に過ごすことになった鈴と津軽。ふたりの運命の恋が緩やかに動き出す、明治の恋物語。明治中期、吉原の廓に売られていた鈴は、縁あって呉服屋の御曹司・津軽に身請けされる。吉原から救ってくれた津軽に恩を感じていた鈴だったが、彼がなんのために自分を救ってくれたのか解らない鈴。「縁だよ」とそれ以外何も話さない津軽の心は?少女から大人になる時間を一緒に過ごすことになった鈴と津軽。二人の運命の恋が緩やかに動き出す。明治時代を生きる人々の優しくも切ない物語を美麗絵師リカチ氏が描く、待望の第1巻!
登場人物

鈴子:元家族の子女。遊郭にいたところを津軽に身請けされる。

河内慎一郎(かわち しんいちろう):財政豊かな家族の長男。津軽とは幼馴染でよくつるんでいる。
桐院春時(とういん はるとき):鈴の兄。行方不明になっていたが、数年ぶりに鈴と再会。鈴に対し、悪意があるようで?
年の差の恋愛物語なのかと思っていたのですが、そんな甘いものではなかった…。
何より鈴子が可愛い。そして頭がいい。この年齢で行動力がすごく、度胸もすごい。
「幸せになるわ」「負けないわ」と泣くシーンは確かに人の心を動かすなーと。
何より鈴子が可愛い。そして頭がいい。この年齢で行動力がすごく、度胸もすごい。
「幸せになるわ」「負けないわ」と泣くシーンは確かに人の心を動かすなーと。
「子供なんだから」と津軽に言われた鈴子が膨れるシーンを見ると、やっぱり子供だなーという瞬間もあり。沈んだり、怒ったり、浮かれたりとコロコロ表情が変わり、可愛すぎる。
しだいに津軽も鈴子の存在を意識しだし、愛しいまなざしで見るように。
しだいに津軽も鈴子の存在を意識しだし、愛しいまなざしで見るように。
兄の春時が津軽を訪れ鈴子を引き取る話をする。「ここを出ていくのも仕方のないことです。彼女が望むなら」と津軽が言うのを聞いた鈴子。その後、鈴子は津軽に文句が言いたいのに言えず泣いて出ていく。津軽の自分の思いを犠牲にするので鈴子のためと思ったのだろうが、鈴子にとってはつらい言葉。胸が痛いーーーーーーー。
読み始めると止まらない…。津軽が鈴子の言動で微笑んだり照れたり…その場面が大好き。一緒に微笑んでしまう。鈴子と津軽の恋の行方も気になり、兄の存在も気になり…
是非読んでみてください。